日能研に通う小6男子(あんたろう)の2〜3月の様子です。
●2月1日ついに本番
●合格発表で大失敗…
●楽しいさみしい3月
2月1日ついに本番
怪我もせず、健康な体で、家族仲も落ち着いた状態で、
無事に2月1日を迎えられました!
3日連続で試験を受け、4日目以降は合否によって直前に出願して受けに行くというスケジュール。
最短で3日、最長で6日の受験日程。
同行者はすべて父親です。
子どもの第一志望はチャレンジ校(難関校)。
母親が行ってほしいと思っているのは実力校。
父親はチャレンジ校に受かってほしいけど、実力校で十分良い、という感じでした。
当日の朝、送り出したあと涙があふれました。
なんだか落ち着かないし、食欲もわかず、がんばれ!大丈夫!と思ってるのにふいに泣けてきてしまう。
そんな1日でした。
毎朝Zoomで塾からの応援があり、それをずっと電車で見て楽しんでたよう。
大好きな先生とも話せてから試験に向かえて、本当にありがたかったです。
実力校の試験はまったく緊張せず、ふざける余裕もあったらしい。
おお…頼もしいな…
こっちは家で散々心配していたんだが…
安全校の試験では塾のお友だちと会って、電車で答え合わせしたりして楽しそうに帰宅。
チャレンジ校の試験は言葉少なめで真剣そのものだったと。
それを聞いて、ああ…チャレンジ校に行きたくてがんばってきたんだ、実力校ではダメなんだ…と思い知り、胸が苦しくなりました。
合格発表で大失敗…
結果は↓
実力校 合格
安全校 合格
チャレンジ校 不合格
3日の最短日程で終わりました。
実力校に行くことになりました。
親としては最短で終わらせてくれて、実力校に自信満々で合格してくれて、もう本当に満足でした。
でも、子どもはそうじゃない…
そんな事実をすぐには受け入れられない。
辛く苦しい受験が終わったのに、また新たな辛さに苦しんでる。
第一志望校不合格の経験はこの先の人生にとって悪くない、と本には書いてあるけれど。
衝撃が大きすぎて、何か取り返しのつかないことをしてしまったのではないか、と怖くなりました。
チャレンジ校の発表は、わたしは下の子の用事があったので、父親と子どもの二人で見ることになりました。
これが親にとって中学受験最大の後悔と失敗になってしまいました。
父親の前では子どもは強がってしまい、気持ちを吐き出すことも泣くこともしませんでした。
それ以降、心を閉ざした感じになりました。
不合格の事実は変わらないけれど、せめて心を許せる母親のわたしと一緒に見て、一緒に泣けたらよかった。
調整すればいくらでも一緒に見ることができたのに、そうしなかったのは、わたしも怖かったから無意識に逃げてしまっていたかもしれない。
落ちた時のことを考えて準備しておくのが親が最後にできる最大のサポートだった、と終わってから気づきました。
本人がちゃんと悔しがれる環境を整えてあげたかった。
いつものように叫んで叩いて悔しがってほしかった。
泣いてほしかった。
思えばすべての学校の合格発表をわたしは先に見てました。
あーあ、わたしアホすぎるな。
繰り上げ合格も待ってみたけれど、電話はかかってきませんでした。
心の回復を待つ
もう時が解決してくれるのを待つしかありません。
●まずは寿司だ!ケーキだ!焼肉だ!
●そして学校へ行こう
●お友だちと遊ぼう
●ゲームしよう
●本もたくさん買ってあげる
●まんがもどうぞ
●ディズニーにも行っちゃうぞー!!!
塾への挨拶はなかなか行けませんでした。
電話すらできない。
体験記は合格した人じゃないと書けないものだとわかりました。
2週間ほど経って、制服注文の締切が迫って、ちょっと焦る母。
どんな気持ちでいるかわからないけれど、無理やり連れて行きました。
子どもはずっと不機嫌でしたが、制服の試着室でめちゃめちゃ盛り上げました。
かっこいい!めっちゃいいじゃん!似合ってる!写真撮らせて!と。
わたしがんばった。笑
前を向くきっかけがほしい…
試着で少し気分がよくなっていたので、その足で勇気を出して塾に寄ってみました。
合格短冊がずらり。
合格酒もどどーん。
みんなの結果をそこで初めて知りました。
同じクラスでがんばってきた子たちの結果からは、「不合格は自分だけじゃない」こともわかりました。
難関校に受かっているのはすべて最上位クラスの子だったのもちゃんと見ました。
合格短冊からは様々なドラマを想像できました。
偏差値通りだな、これが現実なんだな、とも思いました。
スタッフさんとたくさん話せました。
大好きな先生と話して泣いてスッキリできたらいいかなと思ってましたが、時間がなくて会えませんでした。
それでも帰りは、子どももわたしも心が軽くなりました。
楽しいさみしい3月
もう毎日遊んでる。
勉強は一切してません!
3年間がんばってきたし、あんな大きな痛みも味わったし、いまは休もう!
約束のスマホもプレゼント。
塾のお友だちとLINE交換をしたくて、3月終わりにある日能研修了式が待ち遠しい日々です。
2月は暇でしょうがない、という感じで時間を持て余してました。
学校のお友だちは習い事や塾に行ってたりするので、毎日遊べるわけではない。
そこで、この本↓に触発されて家事をするようになりました。
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●洗濯物を干す、畳む、しまう
●お風呂を洗う
●夜ご飯を作る
春休みとかほんと暇だな、、どうしよう、、
スマホばっかりいじってるし、、何か準備しなきゃかな、、
とか思っていた3月のある日。
お友だちに誘われて、公園でバスケの朝練を始めました。
その日から生活がキラキラ生き生きしだしました。
土日の早朝、一人で起きてご飯作って食べて練習に出かけていく。(親は寝てる)
平日も学校前に朝練したいがために、夜早く寝るようになり。
やりたいことがあるって素晴らしいな!!!
そのくらいの熱量で最後勉強してたら、難関校受かったのでは!?
…と密かに思ってしまう。笑
もう自分で切り開いていける。
親が手を離す時がきてるんだとわかる。
中学受験は親子でがんばれる最後のイベントだったのかなと思う。
中学受験をしたことについてどう思ってるかまだ聞けてないけれど、入学式が終わったら聞いてみようと思います。
「泣くならうれし泣き」
これは塾に合格酒を持って行ったときに、後輩へのメッセージを求められてあんたろうが書いたもの。
受験後唯一の感想。
ひとり布団で泣いたのかなぁ…
これからはうれし泣きできる日がたくさん来ますように。
おしまい♪