漢字が大嫌いな小学5年生の息子(あんたろう)の漢字学習についてです。
●漢字がすべての基礎!
●なりたちから覚えよう
●単語帳に書き込もう♪
●目標は…2年後の入試
漢字がすべての基礎!
漢字のせいでテスト撃沈
子どもが中学受験勉強を始めて2年目の春。
母は悟りました。
日本人である以上、漢字は最も大事な学習ではないか…!?
それなのに漢字が大嫌いになってしまっているあんたろう。
よく警告されている「3年生から漢字が苦手になる子が増える説」の通りになっています。
何がイヤなのかというと、とにかく書くのも覚えるのもめんどくさいらしい。
嫌いだと、次のようなことが起こります。
テストで最初に出てくる漢字の読み書きができない
▼
もうダメだとテストに対してのやる気がなくなる
▼
その後の長文読解もできなくなる
日能研の公開模試の国語で、目を疑うような点数を取りました。
え!?今回100点満点だったっけ…!?(違う)
身についていない現実
いままでの漢字の覚え方はこれ。↓
■熟語を何回か書いて覚える
■例文は声に出して読む
■テスト前にまとめて確認
日能研の育成テストは出題される漢字が決まっています。
2週間で40個程覚えた中から必ず出るので、イヤイヤやってもなんとかなります。
でも公開模試は完全に実力テスト。
覚えたものが身についてないとまったく書けない!読めもしない!
もう本格的になんとかせねばーーー!!!
なりたちから覚えよう
いままでのやり方ではダメだと思い、なりたちから覚えてみることにしました。
ちょっと高いけど全巻購入。↓
白川静文字学に学ぶ 漢字なりたちブック[改訂版]全7巻セット
この「漢字なりたちブック」とっっってもよい!!!
なぜこの漢字がこの形でこの意味になったのか、がとてもわかりやすく解説されています。
人の体、自然や虫、祈り、武器…漢字には昔の人の生活がすべてつまっている!!
例えば、わたしが心底へ〜!と思った「黒」はこんな感じ。↓
●松の木は油の多い木
●油の多い木は燃やすと黒い煙が出る
●黒い煙を袋にためて墨をつくる
と、なりたち以外にもたくさんの豆知識を得られます。
知らないこと&驚くことばかりで楽しいー!
単語帳に書き込もう♪
子どもウケといえばカード!?
ノートより楽しく覚えられるかなと思い、単語帳を使ってみることにしました。
いまお気に入りはセリアの単語帳。(↓写真の中央と右)
大きさがちょうどよい!
日能研の「漢字と計算」に載ってる熟語と例文を書きます。
表は漢字のみ、裏は例文と読みにしてみました。
なりたちを知って想像する
漢字の時間になったら、↓この漢字セットをどどんっと用意します。笑
そのあと、↓この5ステップで覚えることに。
【1】単語帳から好きな熟語を選ぶ
▼
【2】熟語の漢字を「なりたちブック」でひとつずつ調べる
▼
【3】なりたちと意味がわかったら、熟語の意味を自分で想像する
▼
【4】熟語の意味が合ってるか国語辞書で調べる
▼
【5】漢字を書いて覚える
熟語1つから始めて、いまは1日に熟語3〜4つ調べてます。
熟語には低学年に習った漢字も出てくるので、なりたちブック全巻あってよかったなと思います。
いままでより時間はかかるし子どもは嫌がっていたので、はじめはわたしがほとんど調べてました。
でも1週間もするとぜんぶ自分で調べるようになりました。
「複」と「復」を、なりたちから考えて書き分けられたときは…
感動して泣きそうになりました…
なりたちを知るのは子どももおもしろいようです。
めんどくさいのは変わらないけれど、ただ覚えるより、なりたちから知って覚えるほうがよいそうで。
単語帳いいね!
単語帳を漢字学習に使ってみていいなと思ったのはこれ↓
●カードに調べた意味など書き込める
●書けるようになった漢字カードは別にできる
●持ち歩きをしやすい
●冷蔵庫や壁に貼ったりすれば、漢字を目にする機会を増やせる
単語帳に漢字と例文を書くのは、サポート範囲だと思って親が書いてます。
もうほんとめんどくさい。
テンション上がる音楽かけて、自分の勉強もかねてコツコツやってます。
目標は…2年後の入試
公開模試ですぐに結果は出ないだろうなと思います。
でも、大事なのは2週間後のテストで点を取ることではない…
【目的】漢字嫌いをなくすこと!
【目標】2年後の入試で書けるようになること!
急がば回れ!きっと大丈夫
と、自分に言い聞かせてる心配性のわたし…